1. 公開シンポジウム

日時: 2020年1月24日午後 13時~17時 / 18時~20時
場所: 兵庫県公館
言語: 日英、同時通訳
参加: 公開(300人程度)

全体テーマを念頭に、阪神・淡路地域でのこれまでの語り継ぎ活動を概括し、各国の語り継ぎ活動との比較を行い、次の25年間を見据えて語り継ぎへの思いを新たにする。

開会、来賓挨拶13時~13時15分 小林郁雄 2020 世界災害語り継ぎフォーラム 実行委員長による開会の辞と趣旨説明、井戸敏三 兵庫県知事(予定)による来賓挨拶など。
基調講演と対談13時15分~14時15分 堀内正美氏(俳優、神戸市在住、震災から25年にわたって語り継ぎ活動の支援などを展開)が、自身の活動を振りながら、被災地での語り継ぎの大切さや継続することの難しさ、今後の展望などについて語り、災害体験の風化との闘いに即した問題提起を行なう。その後竹下景子氏(俳優)も加わり、自身の経験(震災から毎年神戸で市民から応募のあった手記などの朗読を行うことで、震災の記憶を語り継いで復興を支援する活動を展開)も踏まえて、語り継ぎの大切さなどをめぐって対談を進める。
音楽と絵画を通じた語り継ぎ14時25分~15時15分 災害の記憶を芸術作品に込めて語り継ぐことも多い。芸術は伝えたい事を人々の心に直接訴える事において大きな力を発揮する。音楽や絵画を例に芸術が持つ語り継ぎの力を考える。
Bloom Works(石田裕之氏とKAZZ氏の神戸在住のシンガーソングライターデュオ、防災士として防災啓発活動を行なうほか、学校や地域で音楽を交えた防災講演を多数実施)のパフォーマンスなどを鑑賞する。
加川広重氏(画家、東日本大震災の記憶を絵画で伝える活動を展開)の作品を会場内で展示し、加川氏の作品を神戸に紹介した島田誠氏(阪神・淡路大震災直後に「非常時こそ心を癒す芸術が必要」として「神戸文化復興基金」を設立)と対談する。
パネル討論15時30分~17時 河田惠昭人と防災未来センター長を座長として、世界各地の語り継ぎの事例の報告を得て、これを世代や地域を越えて継続させていくあり方などについての討議を行なう。
パネリスト 名前 所属
座長 河田惠昭 人と防災未来センター センター長
パネリスト ムハンマド・サイデュール・ラーマン バングラデシュ防災センター 所長
パネリスト ハフニダール アチェ津波博物館 館長
パネリスト 坂口奈央 東北大学大学院文学研究科
パネリスト イブラヒム・コモオ イブラヒム・コモオ
パネリスト 西野恭子 独立行政法人国際協力機構関西センター(JICA関西)所長

パネル討論終了後、参加者全員、退室していただきます。
「朗読と音楽の夕べ」は、別団体(復興支援コンサート実行委員会)が実施しますので、再入室される場合は、別にチケットが必要です。
「朗読と音楽の夕べ」に関することは、こちらをご覧ください。

朗読と音楽の夕べ18時~20時 竹下景子氏が、阪神・淡路大震災後神戸で被災者が綴った詩やメッセージの中から特に印象の強かった作品を音楽に合わせて朗読する。

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